「ひけしや」という名前にした理由
仕組みを整える仕事をしているブログ担当Iです。

お客様先で打ち合わせをしていると、かなりの確率で聞かれる質問があります。
「ひけしやさんって、どうしてその会社名なんですか?」
今日は、その話を少しだけしてみようと思います。
「ひけしや」という名前だけを見ると、
消防?

防災関係?

建設会社?

と思われることもあります。
実際、最初は少し驚かれることも少なくありません。
でも、私たちが「ひけしや」という名前を付けたのには、
ちゃんと理由があります。
システム開発の現場では、
障害が起きたときや、大きなトラブルが発生したとき、
「火が出た」という表現をすることがあります。

もちろん本当の火ではありません。

でも、システムが止まれば、
サービスが止まる
仕事が止まる
会社の業務が止まる
現場では、それくらい大きな出来事です。
だから私たちは、
そんな「火」を確実に消せる会社になろう。
そんな想いで、「ひけしや」という社名を付けました。
創業当時は、障害対応やシステム開発など、
まさに「火を消す」仕事も多くありました。

夜遅くまで対応したこともありますし、
原因が分からず、何時間もログを追い続けたこともあります。
そうやって一つひとつ解決しながら、
「止まっているシステムを動かす」ことに全力を注いできました。
3
でも、仕事を続ける中で、少しずつ考え方が変わってきました。
本当に価値があるのは、火を消すことだけではない。
そもそも、火が出ない状態を作ることではないか。
そう考えるようになりました。

最近、このブログでもよく書いています。
属人化しない仕組み
見えるIT
運用の整理
シンプルな設計
引き算のシステム
どれもテーマは違いますが、
実は全部、
「火が出にくい状態を作る」という同じ考え方につながっています。
社内ITでも、
システム開発でも、
オフショア開発でも、
運用でも、
一番大変なのは、問題が起きたあとではなく、
問題が起きない状態を維持することです。
派手ではありません。
でも、その積み重ねが、会社を支えています。
最近は、「ひけしや」という名前を見て、
「面白い社名ですね」と言っていただけることも増えました。
その一言をきっかけに、
こうした考え方までお話しできることもあります。
社名は、会社の入口です。
でも、本当に伝えたいのは名前ではありません。
その名前に込めた考え方です。
創業当時、私たちが目指していたのは、
「火を消す会社」でした。
そして今、私たちが目指しているのは、
「火が出ない仕組みを、お客様と一緒につくる会社」です。

「ひけしや」という社名は変わっていません。
でも、その名前に込めた想いは、
これからも少しずつ進化し続けていくのだと思っています。